小説は、小さいからそうなんじゃないのw?
2007年1月31日ううう〜〜相変わらず、分厚い本です。(817pってなってるw)
やあぁぁぁっと読み終わりました。
『邪魅の雫』 著者:京極夏彦
これは、『京極堂シリーズ』と呼ばれる、戦後の復興期を時代背景に、そこで起こる『不思議な殺人事件』を登場人物たちがさまざまな形で関わり、現代の陰陽師にして憑き物落とし・中禅寺秋彦こと『京極堂』によってその事件の核心を解きほぐすというスタイルを持った、推理小説ともちょっと違う娯楽小説なのです。
次からは、ネタばれしちゃうので、もしばれるのが嫌な方は、今日のワタクシの日記なるものは読まないほうが得策ですw。
っていっても、相変わらず一言で言えない内容の厚みですね。
読んでいるときは本当に時間を忘れるくらい夢中になってしまうのです。それが、この作家さんをスキだからなのか、作者の意図にどっぷりハマって抜け出せなくなってるタダのバカオロカにすぎないからでしょうか。
でもでも、今回のこの本を、あえて一言で言ってしまうなら
『榎木津への、817頁の恋文』w。
次々と起こる毒殺事件。
関連性を見ながら、掴みきれない警察。
一人の男の邪から始まるそれは、一人の女の邪によって事件の連鎖を起こしてしまった。たったそれだけの事件。でも、人が六人も死んでしまった。
事件を解きほぐす京極堂。
これは「同じ薬物を使った、ただの連鎖的な殺人事件」だと。
そして始まりを、終わりを、
止めなかった彼女は罰を受けた。
「僕は君が嫌いだ」
彼女にとって榎木津からのそれは、社会から咎められるよりも、世間から謗られるよりも、確実な罰だったのだから。
榎木津が復員してきたことを知らずに、泣く場所をなくした彼女は、ただずうっと意地を張ってただけ。
いやぁ、京極本で色恋沙汰を見るなんて、思ってもみなかったなぁw。途中、登場人物たちがあれこれ事件を追いかけては自体を整理しているところは、中だるみして気分が乗らないけれど、最後の「憑き物落とし(事件の解説)」はやっぱり、憑き物がちゃんと落ちてくれました。
すっきりした・・・んだけど、寂しくもありました。
で、いつも京極堂シリーズの巻末には、次回小説のタイトルが載っているんだけど、その名前が
「ぬえの碑(いしぶみ)」w
「鵺」じゃなくて、「そらとり」と書く「ぬえ」。
ちょっぴり幸せな気分になったぬえたろうでした。
やあぁぁぁっと読み終わりました。
『邪魅の雫』 著者:京極夏彦
これは、『京極堂シリーズ』と呼ばれる、戦後の復興期を時代背景に、そこで起こる『不思議な殺人事件』を登場人物たちがさまざまな形で関わり、現代の陰陽師にして憑き物落とし・中禅寺秋彦こと『京極堂』によってその事件の核心を解きほぐすというスタイルを持った、推理小説ともちょっと違う娯楽小説なのです。
次からは、ネタばれしちゃうので、もしばれるのが嫌な方は、今日のワタクシの日記なるものは読まないほうが得策ですw。
っていっても、相変わらず一言で言えない内容の厚みですね。
読んでいるときは本当に時間を忘れるくらい夢中になってしまうのです。それが、この作家さんをスキだからなのか、作者の意図にどっぷりハマって抜け出せなくなってるタダのバカオロカにすぎないからでしょうか。
でもでも、今回のこの本を、あえて一言で言ってしまうなら
『榎木津への、817頁の恋文』w。
次々と起こる毒殺事件。
関連性を見ながら、掴みきれない警察。
一人の男の邪から始まるそれは、一人の女の邪によって事件の連鎖を起こしてしまった。たったそれだけの事件。でも、人が六人も死んでしまった。
事件を解きほぐす京極堂。
これは「同じ薬物を使った、ただの連鎖的な殺人事件」だと。
そして始まりを、終わりを、
止めなかった彼女は罰を受けた。
「僕は君が嫌いだ」
彼女にとって榎木津からのそれは、社会から咎められるよりも、世間から謗られるよりも、確実な罰だったのだから。
榎木津が復員してきたことを知らずに、泣く場所をなくした彼女は、ただずうっと意地を張ってただけ。
いやぁ、京極本で色恋沙汰を見るなんて、思ってもみなかったなぁw。途中、登場人物たちがあれこれ事件を追いかけては自体を整理しているところは、中だるみして気分が乗らないけれど、最後の「憑き物落とし(事件の解説)」はやっぱり、憑き物がちゃんと落ちてくれました。
すっきりした・・・んだけど、寂しくもありました。
で、いつも京極堂シリーズの巻末には、次回小説のタイトルが載っているんだけど、その名前が
「ぬえの碑(いしぶみ)」w
「鵺」じゃなくて、「そらとり」と書く「ぬえ」。
ちょっぴり幸せな気分になったぬえたろうでした。
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